~ 染め方について 〜
【本染め】
反応染料で生地の糸から染まる技法です。社旗や団体旗、のれんなどの一点物を製作する際に使われる
染め方となります。
洗濯は可能です。(漂白剤は不可)
(デメリット)紫外線に弱く、色あせする場合があります。
【顔料プリント】
生地を染めるというよりは表面に接着させる染め方となります。
社旗や日の丸・安全旗といった色数が少ない枚数物などに使われる染め方です。
(デメリット)生地表面にインクが付着している為、擦れに弱く印刷面は少しごわついた感じとなります。
洗濯はお進め致しません。
【シルクプリント】
1色につき1枚の版を作製する染め方となります。(2色ですと2版となります)
インクの種類が多く指定色の再現性が高く、フルカラーも可能です。
洗濯も可能ですが擦れに弱いのでやさしく手洗い程度。
(デメリット)1色ごとに版が必要となる為、少ない製作枚数にはコスト面で不向きとなります。
(色数にもよりますが200枚位~)
写真などのフルカラー(4色分解)は近くで見ると若干粗い感じとなります。
【ダイレクトプリント】インクジェット
パソコンで作製したデータをインクジェットプリンターにて生地に直接印刷する染め方です。
1色~フルカラーまで金額は変わらず1枚からでも製作可能です。
写真などのフルカラーも高解像度(データ必要)でプリントが可能です。
(デメリット)シルクプリントに比べると、鮮やかな色など出にくい色があり、色の再現性が劣ります。
また、インクの裏抜けもシルクが90%とした場合、インクジェットは色にもよりますが60~80%位
となります。
洗濯はやさしく水洗い程度。
【昇華転写プリント】インクジェット
ダイレクトプリント同様インクジェットプリンターにて印刷します。
生地直接でなく転写紙にプリントし、熱ローラーで生地と合わせプリントする染め方です。
旗などは両面印刷が可能で、裏面は通常と同じく鏡文字となります。
(遮光生地など表裏別柄も可能です。)洗濯も可能です。(漂白剤は不可)
(デメリット)ダイレクト同様、鮮やかな色など出にくい色があります。